第3章 一番星みつけた
目を覚ますと、ベッドには有がいなかった。
「ん…有〜〜〜…有がいない〜〜………どこだ〜………」
オレはボケた声を出してジタバタ暴れた。
「もう、何やってるの」
呆れた様子で有がオレの側にやってきた。風呂に入っていたらしい。
「下着、脱衣所に干させてもらったからね」
そういえば、パンツを洗ってやるって話だったっけ。有はうちに置いている予備のパンツを穿いていた。うーん、有はしっかり者だなあ。
「ねえ、晩ごはんどうしようか?」
「今、何時だ…?」
「18時すぎ」
「どっか、食べに行くか…」
「ん、わかった」