第2章 何でそんなに可愛いんだ
「あ、あうぅうん!ひう!ぃやあぁんんっ!」
有の身体に密着しながらオレは突き続けた。有の喘ぎ声はもはや叫びみたいになって部屋に響きわたる。
「有…!有!好きだ!」
オレは何度も繰り返し有の名前を呼び続けた。何度も、何度も。
有もオレの名前を呼ぼうとしてくれているらしいが、声は言葉にならず、泣くような音を上げるばかりだ。でも、彼女がオレの名を口にしたがっているのは伝わってきた。全部わかってるぞ、有。大丈夫。お前の愛が伝わってくる。オレも愛してる。だから安心して、オレに、全部預けていいんだ。
「っ…有…あっ……………!」
「ひぁ!っあ゛ぁあああああああ!あぁ…!」
オレは有のなかに吐き出した。オレのものがドクンと脈打つたび、有の指先に力がこもり、肉壁がギュウとオレのものを絞り上げた。最後の一滴まで飲み込もうとするみたいに。
…まあ、ゴムしているから飲み込めないがな。
射精がおさまったところでズルリと引き抜くと、有の身体がビクリと揺れた。オレはティッシュを何枚かとって自分の始末をすると、有に目をやる。
彼女は放心したみたいに横たわったままだ。
オレは再びティッシュをとって、有の脚を持ち上げ、ぐちょぐちょの股間を拭いてやった。時々ヒクヒクと体を震わせたが、それ以上の力は出ないらしい。