第3章 真夜中の秘密
『清光がわがまま言うから、
まんばくん行っちゃったじゃん!』
加州「主、今は俺だけみてて。
俺のことだけ考えて。
他の男の名前なんて聞きたくない...」
突然、首に甘い刺激が与えられる。
『んんっ!!きよみ、つ』
清光の腕の中で、
もぞもぞ動いたりしてできる限り抵抗するけど
当然、効果はなし!
彼の唇はなかなか離れてくれない。
離れてくれないどころか、
私の力が抜けていくのがわかる。
くっ!!清光め...
霊力までもっていきやがって...
それも一気にたくさんもっていかれたため、
意識がだんだん遠くなっていく。
私は霊力がそんなに強くないからな...
今みたいに一気にもっていかれてしまうと
倒れてしまう。
もっと、強くならないと...
みんなのためにも。
えへへ~!それにしても、
キスマークなんて初めてつけられたな...
きっと清光は酔ったときのことなんて覚えてないよね。
これは私だけのあまい秘密だ。