第3章 真夜中の秘密
まんばくんに似合ってるとか言われたらどうしよう~!!
少しだけ期待をこめて、
まんばくんを見る。
山姥切「そうか。ところで...
こんな時間に何しているんだ?」
あ、何も言われなかった...
特にふれられなかった...
まぁ、現実そんなもんか...
っていうか、私の方見てないし!
うつむいちゃってるし!!
そんなに似合ってないかな~
『え~と、本丸探検?
もしよかったら、
まんばくんも一緒にどう?』
なんとなくまんばくんを誘ってみる。
だけど、
まんばくんの返事を聞く前に
誰かに後ろからぎゅっと抱きしめられた。
後ろの男士からはやさしい香りと
ほんのりお酒の匂いがした。
「へへっ。
あるじ、つかまえたっ!」
『清光?!』
加州「主が巫女服着るなんて、珍しいね。
主、すっごく可愛い!」
え......可愛い?
ほ、褒められた!!
思わずにやにやしてしまう。
『そ、そう?ありがとう、清光。』
ふと顔を上げると、
まんばくんと目が合った。