第2章 刀剣男士の恋愛事情
私が起きたとき、
目の前にはいつもの天井が見えた。
あれ...私...
迷子になって...
神社で寝て...
五虎退と歌仙が迎えに来てくれて...
歌仙と馬に乗って...
あれ...?
そこからの記憶が、ない。
う~んと首をひねると、
布団の横の小さな塊に気づく。
小さな塊はいまつるちゃんだった。
んん?
なんでこんなところに?
それにしても寒そうだなぁ。
布団をかけてあげようと
もぞもぞ動いていると、
いまつるちゃんと目が合った。
『あ、起こしちゃったね。
ごめんごめん。
まだ寝てていいよってうわっ!』
いまつるちゃんが急に抱きついてきて
びっくりする。
今剣「あるじさまっ!!
すごくしんぱいしました!
もうかってにひとりでどこかへいったりしないでください!!」
あれ、私...
私...