第2章 刀剣男士の恋愛事情
......
そして、迷子になった。
ここ、どこ~?
まずい。
かなりまずい!!
だって誰にも何も言わずこっちの方に来てしまったから、
刀剣男士たちが助けに来てくれるという
可能性はない。
それに、
もうすぐ日が暮れてしまう。
あれ...おかしいな...
前がかすんで見えないや...
誰かに道を教えてもらおうと思ったけど
こんのすけの嫌な話を思い出してやめた。
たしか、
町で道を尋ねた審神者が
行方不明になったとかなんとかって
言ってた気がする。
行方不明ってなに?!
どこに行っちゃたの?!
怖いんですけど!!
ずっと歩いていると、
大きな神社をみつけた。
夜の町にいるよりは
夜の神社にいた方が安全な気がする。
足もくたくただし、
ここの神社に朝までいることにした。
やたら長い階段をえっちらおっちら上り、
神社のお社によりかかった。
そしてそのまま、
くたびれた私は寝てしまった。