第24章 時にはお酒の力を借りて
「皐月くん、気持ちイイ…?」
「は、はい…すごく……」
「…良かった」
満足そうに笑った桜子さんの愛撫は更に激しさを増していく。
濡れた音を立てながら俺のモノをしゃぶるその姿はとても厭らしくて…
(今日の桜子さん…すごくエッチだ……)
体だけでなく視覚までも刺激してくるその愛撫。
俺のモノはもう爆発寸前だった。
「桜子さん…、俺もう…っ…」
そう告げた瞬間、自身の根元をぎゅっと握られる。
「ぅっ…」と情けない声を出して彼女を見下ろせば、その顔はまるで悪戯っ子のようだった。
「…まだだーめ」
「っ…」
「皐月くん…ゴム持ってる…?」
「……、」
不意にされた質問にこくりと頷く。
彼女と会う時は基本的にいつも持ち歩いているのだ。
まさか今日、こんな展開になるとは予測もしていなかったけれど…
「…じゃあ貸して?」
「…え……?」
「ほら早く」
催促されそそくさとポケットからゴムを取り出す。
それを俺から奪った彼女はパッケージを開け、俺のモノに被せてきた。
「っ…、桜子さん……」
「今日は私が着けてあげる」
「……、」
彼女にゴムを着けてもらうのはこれが初めてだ。
いつもは恥ずかしがってそんな事してくれないから…(決して不満な訳ではないけれど)
「…我慢させてごめんね?イくなら私の中でイってほしかったから…」
「…!」
まさか彼女の口からそんな台詞が聞けるなんて…
少し照れ臭そうな顔をした彼女が俺の下腹部に跨がる。
…って、ちょっと待った…!
「桜子さん、待って下さい!」
「…?」
「まだ馴らしてもないのに、いきなりそんな…」
もう何度も体を重ねているとはいえ、解してもない彼女の中に入れる訳にはいかない。
絶対に痛みを伴うはずだ。
「私なら大丈夫だから…」
「ダ、ダメですって!」
「だって私……もう我慢出来ない…」
「ッ…」
ぴたりと触れ合う互いの性器。
彼女のソコが濡れている事は分かったが、それでもいきなり入れるなんて…
「皐月くんだってもうイきそうでしょ…?」
「ぅ……そ、それは…」
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