第24章 時にはお酒の力を借りて
「ふふ……皐月くんのココ…もう大きくなってる」
「っ…」
下半身を手の平で撫でられびくりと体が反応する。
桜子さんはソファーから下りると、俺の穿いていたスウェットを脱がせに掛かってきた。
「ちょっ……何を…!」
「…私が気持ち良くしてあげる」
「なっ…、ダメですって…!」
いや、シてもらえる事自体はすごく嬉しいが、何せ今の彼女は酔っ払い。
まともな思考を持ち合わせていない状態でそんな事をさせる訳にはいかない。
「…どうして?」
「どうしてって…」
「…私が下手だから?」
「っ…、そんな事言ってませんよ!」
「じゃあ……いいよね?」
「ぅ…」
ダメだ……俺が桜子さんに逆らえる訳ない。
観念して大人しくしていると、彼女は本当に俺のスウェットを脱がせてきた。
そして下着の上から何度か俺のモノを撫でた後、ソレを取り出し妖艶な笑みを浮かべこちらを見上げてくる。
「皐月くんのおっきい…」
「……、桜子さん…本当にシてくれるんですか…?」
「うん……だっていつも私ばっかりシてもらってるから…」
「………」
そう言う桜子さんだが…それは俺自身がシたいからシているのであって、彼女が気にする事なんて何も無いのに…
「んっ…」
俺のモノに口を付ける桜子さん。
ちゅっちゅっと竿の部分に短いキスをしながら優しく上下に扱いてくる。
たったそれだけの刺激でも、俺を昂らせるには十分な愛撫で…
「皐月くんの…びくびくしてる」
「っ…、だって……桜子さんにそんな事されたら…」
「…いっぱい気持ち良くなって?」
「…!」
チロチロと先端を舐められる。
酒のせいか、いつもより熱い桜子さんの舌。
不謹慎だと思いながらも、この状況に興奮してしまっている自分がいる。
(ハァっ…、やばい……)
思わずぎゅっと拳を握り締めると、彼女が空いている方の手を重ねてきた。
「…桜子さん……」
その華奢な手を強く握り返す。
彼女は全体に舌を這わせた後、今度はぱくりと先端を咥え込んだ。
「んッ…」
ぬるぬる動く舌が厭らしい。
気を抜けばすぐにでもイってしまいそうだ。
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