第23章 甘え上手な恋人
すっかり意地悪モードになってしまったリアンくん。
そろそろと両手でスカートをたくし上げる。
彼の言う通りにしなければ、私の望む事はしてくれないと知っているから…
「…イイ眺め」
「ぁっ…」
私の中に入っていた指を抜き差しさせる彼。
ぐちゅぐちゅと響く卑猥な音が私の羞恥心を煽った。
「中すげーヒクヒクしてる……そんなに気持ちイイ?」
「んっ…」
こくりと頷けば彼が満足そうな顔で笑う。
次の瞬間もう1本指を増やされ、あられもない声を上げてしまった。
「ぁっ、ん…リアンくっ……」
「…イイ子に出来たご褒美」
「あぁっ…!」
イイ所を擦られ、耐え切れずリアンくんの両肩を掴む。
彼は空いている方の手で私の顔を引き寄せると、再び濃厚なキスをお見舞いしてきた。
「んっ…、ふ…」
さっき散々したのにお互いの唇を求め合ってしまう。
飲み込みきれなかった唾液が顎を伝ったが、そんな事も気にせずキスを続けた。
「…マジでそろそろ限界かも」
そう呟いた彼が自身のベルトを外し下を寛げる。
取り出したソレはいつも以上に大きくなっていて…
「…そんな物欲しそうな顔すんなよ」
「っ…、してない!」
否定する私をよそに、テーブルの引き出しから避妊具を取り出した彼はその封を切った。
(なんでそんな所に入ってるんだろ…)
「…こ、ここでするの?」
「ベッドまで待てねぇ」
「ぁっ…」
ソファーに体を沈められ、再び彼が覆い被さってくる。
息を呑んだ次の瞬間、下腹部に圧迫感を覚えた。
「んっ…!」
「…痛い?」
「痛くはないけど…」
正直ちょっと苦しい。
彼自身、この3週間1人でスる事もほとんど無かったみたいだし…
「ごめん…けどもう我慢出来ねーから動く」
「んぁっ…、」
ゆっくり腰を動かし始める彼。
中を擦られる度抑えられない声が漏れてしまう。
「…1回イかせて」
「ぁっ、ぁっ…!」
余裕無さげな声で囁くと、私の太腿を抱えた彼が今度は激しく動き始めた。
その背中をぎゅっと抱き締め、次々と与えられる刺激に何とか耐える。
そうして数分と経たないうちに、彼が私の耳元で小さな声を漏らした。
…どうやら一度イったらしい。
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