第21章 聖なる夜に
「なぁ…せっかくそれ着てくれたんだし…もっとよく見せて?」
「……、」
桜子さんと奥まで繋がると、リアンさんは彼女を見上げてそう言った。
すっかり乱れてしまっているサンタのコスチューム。
短いスカートから覗く白い太腿や、たくし上げられたブラの下から見える豊満な胸が厭らしくて…
(…やばい……また勃ってきた……)
ごくりと唾を飲み込む。
そんな俺に気付いたらしいリアンさんが、意地の悪い笑みを浮かべながら彼女に声を掛けた。
「もう1人すげー興奮してるヤツがいるから…アンタのそのヤラシイ格好見せてやれば?」
「…え?…、きゃっ…」
繋がったまま彼女の体を反転させるリアンさん。
当然俺は桜子さんと目が合う。
「……、皐月くん…」
「アンタの感じてる顔…ちゃんとそいつにも見てもらえよ」
そう言って彼は律動を始めた。
下から突き上げられる度桜子さんは甘い声を漏らし、涙目で俺を見つめてくる。
「ぁっ、ぁんっ…皐月くっ……見ないで…っ…」
「……、」
リアンさんに攻められながらそう喘ぐ彼女を見て、俺は益々興奮してしまった。
完全に勃ち上がってしまったモノが、触れられてもいないのにビクンビクンと跳ねてしまう。
(っ…、我慢出来ない……)
「…桜子さん……」
俺は2人の傍まで移動し、無意識に彼女の唇を奪っていた。
その声も吐息も全て奪うような激しいキス。
リアンさんが何も言ってこないのをいい事に、キスを続けながら両胸にも手を這わせる。
「はッ…、すっげー締め付け…っ…」
眉を寄せ苦しそうな表情を見せるリアンさん。
いよいよ文句を言われるかと思ったが、次の瞬間彼の口からは意外な言葉が出てきた。
「なぁ…そいつのもシてやったら?」
「…え…?」
「可哀想なぐらい勃ってんじゃん」
「……、」
どこか馬鹿にされたような気もしたが、今の俺にとっては願ってもない申し出だ。
戸惑っている桜子さんの手を取り自分のモノを握ってもらう。
彼女は相変わらずリアンさんに攻められながら、俺のモノを上下に扱いてくれた。
「はぁっ…、桜子さん……」
「ぁっ、ぁっ、ん……リアンくっ…、皐月くん…っ…」
「んッ…、もうイきそ…っ…」
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