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*トライアングル*【R18】

第19章 温泉旅行





「安心しろよ…アンタは漏らしたんじゃなくて、潮噴いただけだから」

「……、」

「…もしかして初めてだった?」

「っ…」

その反応を見れば一目瞭然だ。
どうやら彼女にとっては初めての事だったらしい…それが無性に嬉しくて。


「まぁ…もし本当にアンタが漏らしたとしても、俺は別に気にしないけどな」

「っ…、ばか!」

「いてっ…」

悪態をつきながら俺の胸を叩いてくる彼女。
その様子が可愛くてつい笑ってしまった。

本当は心のどこかで、俺はアイツ――皐月に対抗心を燃やしているんだと思う。
彼女がアイツに抱かれているところを想像した事がない訳ではない。
アイツとはいつもどんなセックスをしているのか…
アイツの前ではどんな顔をして、どんな声で鳴いているのか…
俺とのセックスの方がイイと思ってほしいのは当然の事だ。

(早く俺だけのモンになっちまえばいいのに…)

そんな思いを抱きながら、彼女に触れるだけのキスをする。


「なぁ…続きしてもいい?俺ももう限界」

「……、」

そう告げれば、恥ずかしそうにこくりと頷く彼女。
俺は自分のモノにゴムを着け、もう一度彼女を組み敷いた。


「ぁっ…、」

ゆっくりと腰を進ませる。
俺のモノを少しずつ受け入れてくれる彼女の秘部。
温かく絡みついてきて、いつも入れただけでもっていかれそうになる。


「…痛くない?」

「うん…、平気」

そう答える彼女の顔は妙に色っぽい。
すぐに動きたいと思う反面、ずっとこのままでいたいとも思う。
その上気している頬や目元にキスをした後、互いに見つめ合って笑みを零した。


「今日はありがとな…俺に付き合ってくれて」

「ううん…私の方こそいっぱい贅沢させてもらっちゃったから…」

「ハァ…アンタってホント欲が無ぇな…。さっきも言ったけどさ…俺としてはもっとワガママも言ってほしいんだけど?俺にこうしてほしいとか…なんか無ぇの?」

「……、」

そう告げれば、彼女は少し考えた後照れ臭そうに口を開く。


「…じゃあ……ぎゅってして…?」

「………」

上目遣いでそんな事を言ってくる彼女。
その細やかで可愛過ぎるお願いに胸が熱くなった。
本当は今すぐ彼女をメチャクチャに抱いてしまいたかったが、何とか堪えその体をしっかり抱き締める。



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