第19章 温泉旅行
彼女が罪悪感を抱く気持ちは解る。
いくら「気にするな」と言ってもそれを拭う事は出来ないだろう。
勿論俺だって自分だけを選んでほしい。
けれどそんな事を言ってまた彼女が自分の前から姿を消してしまったら、俺は一生後悔するに違いない。
「なぁ…こっち向いて?」
彼女の体を反転させこちらへ向かせる。
案の定、さっきより表情を暗くさせているその頬に触れ唇を重ねた。
「んっ…、リアンくん……」
「…言っただろ?俺といる時は俺の事だけ考えてくれればそれでいいって」
「……、」
「アンタがワガママ言ってくれないなら俺が言うけど……いい?」
耳元でそう囁けば、戸惑いながらこくりと頷く彼女。
その手を取り、さっきから緩く勃ち上がっている自分のモノへ導く。
「…アンタが気持ち良くしてよ」
その言葉に、彼女はゆるゆると手を上下に動かし始めた。
顔はこちらに向かせキスを強請る。
舌を絡ませながらの深いキス…
彼女の甘い口内を味わいながら自身を扱かれると、すぐにイってしまいそうだった。
(ハァ…、すげー気持ちイイ……)
本当は今すぐ彼女の中に入りたかったが、部屋に戻らなければゴムは無い。
そんな不埒な事を考えている俺をよそに、だんだんと彼女の扱き方が大胆になってくる。
「ッ…、待って……ヤバい…」
いくら貸し切りの露天風呂とはいえお湯を汚すのはまずいだろう。
俺は彼女を膝から下ろし、お湯から出て湯船の淵に腰掛けた。
すると…
「…!」
お湯に浸かったままの彼女が俺のモノに顔を近付けてくる。
そして予想外にも今度は唇で愛撫してきた。
「ッ…、ぁ……」
つい声が漏れてしまう。
まさか彼女がそんな事までしてくれるとは…
彼女に口で奉仕してもらうのはこれが初めてだ。
「ハァ…っ…、」
「………」
俺のモノに舌を這わせながら、けれど恥ずかしそうにこちらの様子を窺ってくる彼女。
その表情がまたエロくて更に追い込まれる。
(もうマジでヤバ…ッ…)
「なぁ…もうヤバいから…っ、1回放して?」
このままでは本当にイってしまう。
一旦愛撫を止めてもらおうと、俺は彼女の頭をやんわり掴んだ。
けれど彼女は一向に口を放そうとしない。
それどころか、奥深くまで俺のモノを咥え込んできて…
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