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*トライアングル*【R18】

第14章 疑惑と嫉妬





「んっ…」

ぐちぐちと2本の指で中を擦られる。
堪らなくなって皐月くんにしがみ付くと、顔を上に向かされ唇を奪われた。


「ん、ぅっ…」

気を抜けば私もすぐにイってしまいそうで…


「皐月くん…っ…」

「…イっていいですよ?」

その言葉にふるふると首を横に振り、彼の腕をぎゅっと掴む。


「私も…皐月くんのでイきたい……」

「っ…、桜子さん……」

私の中から指を引き抜いた彼は、性急に避妊具を着け私をその場に押し倒した。


「俺も…もう限界です」

「ぁっ…」

何度か入り口を撫でた後、少しずつ入ってくる彼のモノ。
その大きさに今だ馴れる事はなく、息を吐きながら圧迫感をやり過ごす。
半分程入ったところで彼は一気に奥まで突き入れてきた。


「はぁっ…、桜子さん…ッ…」

「ぁんっ…」

余裕無さげに、初めから激しく腰を打ち付けてくる彼。
私は広いその背中を抱き締め喘ぐ事しか出来ない。
こんなにも求められているのかと思うと嬉しくて、無意識に彼のモノをきゅうっと締め付けた。

(気持ちイイ…っ…)

愛が無くてもセックスは出来るなんて言うけれど…
体だけでなく心も満たされた行為は、やはり別物だと思う。
互いの想いが通じ合った上でのセックスは、こんなにも気持ちがイイ。


「すみません俺…っ…、今日余裕無いです…ッ…」

額に汗を滲ませながら、切羽詰まった声でそう言ってくる彼。
余裕が無いのは私も同じだ。


「後でまたゆっくりシますから…、一度イってもいいですか…?」

「んっ…、いいよ…?」

こんなに余裕が無い皐月くんを見るのは初めてかもしれない。
私は彼の顔を引き寄せ、その唇を奪った。
そのキスに応えながら彼は更に律動を速める。
私の中で更に膨れ上がる熱…彼の限界が近い事を知った。


「ぁっ、ぁんっ…皐月くん…っ、イきそう…っ?」

「はい…ッ…、俺…もう…、」

彼の体に両脚を絡める。
繋がっている部分が限界まで密着し、奥の奥まで彼で満たされるのを感じた。


「んっ、ぁっ、ぁんっ…、私の中で…っ、いっぱい出して…っ…」

「ッ…!」

そう告げた瞬間、腰の動きを止めた彼が私の一番奥で吐精する。
ドクドクと脈打つその感触が堪らなく厭らしくて、私も後を追うようにイってしまった。



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