第14章 疑惑と嫉妬
「桜子さん…」
「…嫌?」
「嫌な訳ないです……というか…いいんですか?」
念を押すような皐月くんの言葉にこくりと頷く。
いつも私ばかりしてもらっているし…それに……
(今日は私が皐月くんを気持ち良くしてあげたい…)
彼の下穿きを寛げ、すでに緩く勃ち上がっているモノを取り出す。
私は一旦ベッドから下りると、「上手く出来るか分からないけど…」と告げ、彼のモノに唇を近付けた。
「っ…桜子さん…、口でシてくれるんですか…?」
「…うん……だめ?」
「いえ…その……ダメじゃありませんけど…」
「…気持ち良くなかったら言って?」
正直口でスるのは初めてで…どうすれば男の人が気持ち良くなるかなんて分からない。
拙い愛撫である事は承知の上で、私は懸命に彼のモノに舌を這わせた。
「んっ…」
裏側を舐めると、彼の腰がぴくりと反応する。
(ココが皐月くんの気持ちイイところ…?)
私は下から上へ何度も舌を往復させ、丁寧にソコを愛撫した。
頬を上気させ、熱い吐息を零す皐月くん。
彼が感じてくれているのだと思うと嬉しくて、私の愛撫も少しずつ大胆になっていく。
全てを口に含むのは無理だったが、先端部分を咥えソコに舌を這わせたり、チュッと吸ったりしてみた。
「ッ…、桜子さん……俺、もう…」
限界が近いのか、そう訴えてくる彼。
私は構わず愛撫を続けたが、すぐに口を離すよう彼に促された。
「……、皐月くん…?」
「ありがとうございます…すごく気持ち良かったです」
「…でも…まだ……」
「俺…イく時は桜子さんの中でイきたい」
「っ…」
「その前に…今度は桜子さんの番ですね」
そう言う彼に抱き上げられ、再びベッドの上に座らされる。
私の下穿きに手を入れてきた彼は、下着の上からそっと秘部を撫でてきた。
「すごい…もうこんなに濡れてる」
「……、」
「俺のシてるだけで…興奮しちゃいました?」
「っ…」
耳元で意地悪く囁かれ、カァッと顔が熱くなる。
皐月くんの言う通りだった…彼のモノを愛撫している間、私は期待にソコを疼かせていたのだ。
「ぁっ…」
「指…一気に2本も入っちゃいましたね…」
「んっ…」
「エッチな桜子さんも…可愛い」
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