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【黒子のバスケ】星降る夜に

第7章 GW合宿


体育館に戻ってそのまま手伝いに入る。
どうやらリコと飛鳥は元々顔見知りだったようだ。

「折角知り合ったんですし今日は4人でお風呂行きましょう!」

その言葉から練習が終わってお夕飯を終えた後。
私達は4人で大浴場に来ていた。各自でさっさと髪と体を洗ってすぐに外の温泉にでる。

「春香また育った?」
「どうだろ」

自分の胸部は多分大きい方に分類されるんだろう。
それはさつきちゃんも一緒だ。

「いいよねぇ春香もさつきちゃんも~」
「ほんとよ。羨ましいことこの上ないわ」
「あっても邪魔よ。走ったら痛いし」
「そうですよ~!あんまり可愛い下着も無いしシャツだってボタンとか留めれないことあるし!」
「あー…確かに気付いたらボタン無いことはあったわね」
「嫌味か」

リコも飛鳥も正直言って貧しいのである。無いわけではない。
飛鳥の場合は私に比べたら無いだけって感じだけど。
でもまぁ胸なんて合っても無くても変わらないしむしろない方が良いとさえ思う。

「ほんといいなー、なんでアタシのが経験あるのに育たないんだろ」
「知らないわよそんなん…」
「飛鳥先輩って経験二桁って本当ですか?」
「まだ二桁なわけ?」
「毎週ヤってるわけじゃないからそりゃねぇ」

あっけからんとしていうこの女。
本当に股の緩い女だと呆れてしまうがそれでも嫌いになれない。
私にできた初めての親友だからだろう。

「春香は処女だしさつきもリコもまだっぽ…いやそうでもなさそうだな」
「な、なんでそう思うのよ!」
「直感。春香のことはアタシがずーっと守ってきたもん。
ちなみに春香はキスもまだだよ」
「春香さんは聖女か何かなんですか…?!」
「 違 う わ よ 。単にあまり興味が無いだけ」

不意に隣の男湯から凄い音が聞こえた気がする。

「童貞にはちょっと刺激の強い会話だったようですなぁ」
「飛鳥ニヤニヤしながら胸もまないで」
「だって柔らかいんだもーん」

溜息を吐きながら空を見上げると満月がぽっかりと夜空に穴をあけているみたいだった。
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