第10章 ロングとショートの間はボブさん
ニャンニャン:ここでなにか秘密を暴露してください!はい黒尾くん。
黒尾:俺からか……入学当初のニャンニャンをマトモに成長させたらモロ好みのタイプです。
ニャンニャン:それ褒めてないよね絶対。マトモにってどういうこと?わたしだってちゃんと成長してるんだからな!真顔でしょうもないこと言わないでください、はい次やっくん。
夜久:秘密って言われてもなぁ……。
黒尾:そういえば夜久、お前……昔、海に「5組に小柄でショートのカワイイ娘が居る」って言ってたよな?
夜久:うわあああ!いきなりなに言い出してんだよ!?
ニャンニャン:やっくん、どうしたの?
黒尾:1年5組と言えばたしか、ニャンニャンもそうだったよなー?
ニャンニャン:ん?うん、そうだね。海くんと同クラの5組。
夜久:………。
黒尾:もしかして夜久、あのときのってニャンニャンのこt
夜久:ちがっ、違う!別人だ!!
ニャンニャン:やっくん顔が真っ赤だよ、どうした?
黒尾:他に5組にいたか?小柄でショートのカワイイ娘。
夜久:いたんだよ!……ニャンニャン、違うからな?マジで違うから誤解すんなよ?
ニャンニャン:う、うん、そんな鬼気迫る表情しなくても……さすがにそこまで自信過剰じゃないからね。
黒尾:へぇー…まぁボクはべつにどちらでも構わないんですけどー。
夜久:黒尾うざい。
ニャンニャン:黒尾くんきもい。
黒尾:お前ら言いたい放題だな………ったく、最後にニャンニャンも暴露しとけ。
ニャンニャン:いえっさー。えーと……あ、海くんに告白してフラれたことがあります!
黒尾:は!?マジで!!!?
夜久:は!?マジか!!!?
ニャンニャン:まじっす。