• テキストサイズ

【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】④忘れた頃に

第3章 ~秋~ 10月


彼は私の下唇を、優しく吸い上げる様に一旦離れ……


再び、私にキスをした。


今度は深く。濃厚に。


「っん……ぅ……」


彼の舌が、口内に入ってくる。

互いの舌を絡ませつつ

私の歯列の裏側を、リヴァイはいやらしくなぞる。


ぞくっと湧き上がる快感に驚き、思わず一歩後退すれば

彼はそのまま、私を手近な建物へ押し付けた。


少しの衝撃と共に、背中に感じる冷たい壁の感触。

余計に感じる、リヴァイの熱い体温。


「エル」


唇が離れた僅かな隙に、彼は私の名を呼ぶ。

その余裕の無い声も、表情も。

私を溺れさせるには十分で。


三度重ねられた唇に。

私は必死に舌を絡ませる。

もっと彼を感じたくて……

愛おしい背中に手を回した。


/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp