• テキストサイズ

【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】④忘れた頃に

第2章 ~夏~ 7月


「うわああぁぁぁぁぁぁ!!」


盛大な叫び声をあげ、エルはベッドから飛び起きた。まだ薄暗い室内が、起床時間にはまだ届かない事を示している。


「……夢?」

「エル……うるさい」


隣のベッドから声が飛んでくるが、全く耳に入ってこない。

こんな夢は初めてだ。こんな……こんないやらしい夢を見るだなんて。正気じゃない。


頬を冷や汗が伝う。


心臓はバクバクと音を立て、動揺の大きさを表す。


一体なんだ?


どうしてしまったんだ??



これは…もしかして……



「欲求不満ってこと!!??」

「エル!うるさいって言ってんでしょ!!」



隣から投げつけられた枕はエルの頭にヒットし、その枕とともにベッドへ身を沈めた。


そして夢でみたリヴァイの顔を思い出し、布団の中で再び顔を赤くする。

色気が凄かった。

とんでもなく……凄かった。



「あああああぁぁぁぁぁぁぁ……」



この3度目の叫びによって、同部屋の友人から更なる罵声を浴びせられることとなる。



―――
―――――…
/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp