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【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】④忘れた頃に

第2章 ~夏~ 7月



『……エル』

ベッドで眠っている最中
耳元で囁かれ、そっと瞼をあげた。


ぼんやりと見える誰かにきつく。しかし優しく抱きしめられる。


その体温が暖かくて、私もまたその背中に手を回した。


穏やかで、とても心安らぐひと時


こういうのを『幸せ』と呼ぶのだろうか?


『エル』


もう一度、掠れたような色っぽい声で名前を呼ばれた。


そっと腕が外され、身体がゆっくりと離れていく。


横たわる私に覆いかぶさり、見下ろすのは……


「えっ⁉」



その人は、リヴァイだった。


何も身に着けていない姿で、熱っぽい瞳をこちらに向けている。


『エル』


愛おしそうに骨ばった指先で、私の頬を撫でた後……
ゆっくりと、その顔が近づいてくる。



これは…


これは……


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