第2章 【Forever mine〜after story〜】
彼としばらく一緒に暮らしていると…
「危な! 何で床に置きっ放しにしてんの?!」
「……あ、ごめんなさい。
片付けるの、忘れてました…。」
「もーーぅ!!
そういうとこ、全然直ってないじゃん!w」
「す、すいません…。」
「しょうがねぇなぁ!w
ほんとお前はオレがいないとダメだな…笑」
「うん……///」
私の至らないところもあるけれど。。
*
「恵麻ちゃん、虫! 虫!!
でかいのいる!!」
「……え、虫ってまさか…、
このクモのこと言ってる?w」
「そうだよ!! それ以外いねーだろ!!」
「……そんなでかくないっていう…。笑」
「え…、てか、お前何やってんの??」
「…え? 外に出してあげようと思って…。」
「うわうわうわ! 無理だわ!!
ティッシュ越しとはいえ、無理だわ!
こっち来んな! バカッ!w
手洗ってくるまでは、ダメよ!」
「ウケるー!笑
こんなんで田舎に住みたいとか言ってたの?
100パー無理だよ。笑」
「無理でも何でも!
オレは虫と暮らしたかったんじゃなくて、
お前と暮らしたかっただけだから!!」
「え……。」
「バカバカ! 泣くな! 今泣くな!!
今だけは泣くなって。笑
せめて手洗ってから泣いて!w
今は…抱きしめてやれないじゃんか!」
ギュッ。。
「……抱きしめてやれないんじゃ…
なかったの…?」
「これは……あれだわ。
断腸の思いってやつだわ…。」
不意な甘い言葉に涙がでたり。
*
「恵麻……
やっと、
ウェディングドレスを着せてやれた。。」
ヴェール越しに、
見詰められて―――。
「そもそも、恵麻のことを
お前より知ってるオレのオーダーしたドレスが
似合わないわけがないけどねw
恵麻ほんとに、綺麗だよ…。
それに今日の恵麻ちゃん、
忘れ物しなさそう。笑」
「ちょっと!w
お姫様気分に浸らせてよ!笑」
「ふふっ。かーわいっ♡
でもさ、こういうのも……よくない?
オレたちらしくて。」
「ほんとだね。笑」
スマートじゃなくても
そのダサさをお互いが笑い合えたら
多分、それでいい―――。