第5章 【It's you:加藤成亮】
💚あとがき💚
だいぶ重めの話だったにもかかわらず
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
【ミステリア】と【It's you】はそれぞれの
『愛し方』を書きたくて書いたお話でしたが…、
わかりにくかったらゴメンナサイです。
愛って…難しいですよね。笑
【ミステリア】の中で増田くんは
「愛してる。キミが必要だから。」と言い、
【It's you】の加藤くんは
「キミが必要なんだ。愛してるから。」と言いました。
(そしてこれはBL加藤くんの
「……小山だから。」にも通ずるものがあります。)
この違い、
伝わってたらいいなぁ!
人は最後の恋をしたとき、
これが『初恋』だと感じると私は思っていて。
(ここでは区別するために『初愛』とします。)
お互いに経験を重ねて成熟した状態で
初愛相手に出会えると
【Forever mine】の2人のように
今までの恋は本当の恋ではなかったと
唯一無二の存在としてお互いが
お互いの生きる意味になりうるのかなと。
それに対して
加藤くんは初恋の人が奇しくも
初愛の人だったと思える存在だった…。
ただ、恋に落ちたときは
まだ人間的に未熟で、
自分自身を差し出してまで
愛する勇気を持てなかったことが
不幸の始まりだったのかな…。
ですが、最終的に彼女と結ばれる結末にならずとも
自分に嘘をつかない愛に
生きていく道を選択できたことは
彼にとっての幸せだったのだろうとも思います。
愛は…修行ですからね。
いやしかし…、その道を選択できたのは
香純ちゃんの理解ある愛のおかげでもあって…。
やっぱり愛って…難しいですね。苦笑
マーマレードボーイなら断然銀太派!笑
な私ですので、個人的には
香純ちゃんには幸せでいてほしかったり…。
このお話の中の香純ちゃんは辛い存在でしたけど、
彼女はきっと、しっかりと祐也君を育て上げ
頼りになる息子に支えられながら
幸せな人生を送るんだろうな…
と思いを馳せてみたり。
でも、そもそも…ヒトの幸せなんて、
他人の尺度で測っていいものでも
測れるものでもないですもんね。
自分の幸せを決められるのは
自分だけです。
いつの日か、
皆様のもとにも
貴女だけの幸せが
舞い降りますように……✨
💛魅羅💛