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【報道系】夢小説

第2章 【Forever mine〜after story〜】






半年なんて長いな…。
最初の方こそ、そう感じていたけれど


事務所に報告したり。
両家の実家に挨拶したり。
結納をしたり。と、




慌ただしく
意外と
あっという間に進んでいって……。




「そろそろ結婚報道、でるみたい。」

「そうなんだ…。
ねぇ、その内容って決めれるの?」

「決めれると思うけど…何で?」

「いや、その…
結婚報道のときに交際期間とか、
妊娠してるかどうかとかそういうのまで
併せて報道されること、あるじゃない?

でも、そういう具体的なことを想像できる情報は
ファンからしたら酷だな、と思って…。」

「うん。それは、そうだよね。
オレも優香ちゃんの報道、泣いたもんなぁ(涙)」

「………へぇ?」

「ごめん、うそうそ!笑
一番シンプルなやつにしてもらうから、安心して。」















「ただいまー。」

「お帰りなさい!」

「いい匂い…。
今日の飯、何?」

「今日はね、
ちょっぴり甘めのしょうが焼きだよ。」

「それ…オレ、好き。」

「うん、知ってる。笑」


玄関先で、
ぎゅーっと抱きしめられて……。


「これからは毎日、灯りの点いた家で
恵麻が飯作って、
待っててくれるんだよな…。」

「うん…!」

「オレ、今が一番幸せかも…。」

「……うん。」

「でも、これから先、
何度でも更新していこう? 一緒に…。

じゃあさ、その為にも……
ベッド行こっか!」


ふわりと、抱き抱えられて―――…。


「あ、待って!
ご飯、冷めちゃう…!」

「大丈夫、大丈夫!
ご飯はまた温めればいいんだから。

それより……、
オレの熱、冷まして…。」


いつもより、少しだけ、
強引に抱かれて。


彼の腕枕で
荒くなった息を整えながら
幸せを感じていると……


「ねぇ……どっちがほしい? こども。」

「う〜ん、どっちも、かな!」

「欲張るねぇ!!笑
でも……オレもっ♡」


チュッと軽く、
口付けられて。


「でも、女のコなら
お前に似ててほしいなぁ、オレ。」

「……どこのバカップルよ。笑」

「じゃあ、お前は?
男のコだったらどっちに似ててほしいんだよ。」


自信ありげな、
表情で聞かれて―――…。


「……ひさくん。」

「な? 立派なバカップルだろw」











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