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【報道系】夢小説

第2章 【Forever mine〜after story〜】






「言葉にしなくても伝わるだなんて、慢心で。
やっぱり、想いを伝え合うって大切だよね。」

「うん。恵麻……愛してるよ。」


耳元で囁かれて。


ゾクッとカラダを駆け抜けた刺激に
堪えるようにぎゅっと力を込める……。


「……ダメだよ?恵麻は…。
すぐ気持ちよくなるんだから。笑

あ、あと…お前の母さん、
ちゃんと、お前のコト愛してる…よな?

まぁ、多分、
ちょっと過度だっただけな気がするけどな!」

「そう……だったらいいな。」


ひさくんは…、
条件付きの気まぐれな愛情に
振り回されたことのない幸せなヒトだ。


きっと、彼が
私たちの歪な親子関係を理解できる日は
来ないんだろうとも思う。


でも、それでいい。


だからこそ
彼の愛は信じられる―――。


「あ、もうすぐ着くからね。

緊張するとは思うけど
あいつら、ホントにいいヤツらだから。
オレが言うんだからそれは間違いないわ。

まぁ、相変わらずバカなこと言うとは思うけど。笑
何も余計なこと考えずに楽しんでやってね?」

「うん、ありがとう。」















加藤さんのマンションの
地下駐車場で降ろされた私たちは
彼に手をひかれてエントランスへ。


増田「あ、オレ。」

加藤「おう。
開いてるからそのまま入ってこいよ。」

増田「さすが、不用心だなw」


解錠された自動ドアをくぐりぬけ、
エレベーターに乗り込む。


「恵麻…口紅、手元に…ある?」

「あ、うん。一応…。」

「……だったら、いいね。」


エレベーターの扉が閉まった途端、
突然、唇を貪られて。


深くて、熱くて、
甘いキスに


緊張なんて、
吹き飛んで―――。


「ごめん、我慢出来なかった…。」


荒くなった息を整えながら
リップブラシを滑らせる彼。


「ん、綺麗…。」

「あ、待って。
ひさくんは、逆に…紅くなってる。」


彼の唇をハンカチで拭う私。


部屋に辿り着くと
本当に鍵が開いていて、


「入るよー。」

「お邪魔…します……。」


部屋から返事はなくて。
電気も、付いてなくて。


彼が、廊下の電気を付けると、
耳馴染みのある曲が流れてきて―――。


「これ…"White Love Story"」

「だね…。」










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