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【報道系】夢小説

第2章 【Forever mine〜after story〜】






「退職の話、どうなった?」

「うん、4月から新人さんが入るからね、
その子達が夜勤入れるようになるまで…
8月くらいまではいてほしいって言われて。

だから、半年は遠距離…かな。」

「そっか……。」


どんなに長くても2ヶ月だろう。
そう踏んでたオレは
正直、ショックで…。


「……あ、オレの方なんだけどね、
今度恵麻が14日に来てくれるじゃん?

そのときに、お前連れて
シゲん家に行くことになりそう。」

「わかった。でも、やっぱり…
すっごく緊張するなぁ!

服とか、手土産とか悩むー。
ほら、ひさくんの顔潰したくないから
失敗したくないしさ!」

「ほんと、ありがとな。

アイツらいいヤツだから
仮に失敗したとしても全然、大丈夫なんだけど

恵麻の立場だと気になるのもわかるから。
そういうのはオレがやるよ!

服もオレが送るから、住所教えて?
あと、手土産も準備しとくね。

恵麻はその日、
楽しんでくれるだけでいいから。
それが一番、嬉しいから。」

「いろいろありがとう。
…なのに、ごめんね。」

「……どうした?」

「なんか、私…欲張りになっちゃったみたい。
遠距離、思ってたより長くなりそうなのが
淋しくて……。

今までのこと考えたら
こんな風に電話できるだけで、幸せなのに…。」

「恵麻? オレもね。
オレも、同じ気持ちだったの。

今すぐ、お前のコト抱きしめたい……。
やっぱり…、ダメだな。離れてちゃ。

オレ、結婚しても
恵麻と子供はそっちででっかい家でも建ててさ。

穏やかに過ごさせた方がいいかな…とか
実はちょっとだけ、考えてたんだ。

でも、やっぱり…
オレ達はそんなんじゃダメだね。

直ぐに抱きしめられる距離じゃないと…。」


―――コンコンッ!

「はーい! いま行きます!」


扉の向こうにひと言、返して。


「ごめん。
もう時間だから、電話切らなきゃ。

夜は多分、今日も遅くなるから
電話できないかもしれないけど…

声、聴けて良かった。」

「私も嬉しかった。
忙しいのにありがとう。
お仕事、頑張ってね!」


初日こそ
淋しさに押し潰されそうだったものの、


慌ただしさに流されてるうちに
あっという間に8日が過ぎて―――…。

















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