第2章 【Forever mine〜after story〜】
手越「増田さん顔、赤!笑」
増田「ウザッ!」
加藤「……ふーん?
相変わらず、みたいだな。笑」
増田「相変わらずってなんだよ!」
加藤「俺、嬉しいよ。
またそんな増田さんに会えて。
良かったよ、ホントに…。」
*
その日、オレがようやく家に辿りついたのは
朝の6時で。
朝から仕事の予定のキミに
電話をかけるのは気が退けて
"ただいま"
とだけ、メッセージを送って。
キミと一緒にいるときは
満足に睡眠をとることが出来なかったオレは
気絶するように眠りについた―――。
*
目が覚めると13時で。
キミは仕事をしている時間のハズなのに
連絡がまだ、なくて。
たった一言でも、
キミを感じたかったオレは
はぁ…。と1つ、
溜め息をついた。
「オレの、悪いトコだよな。
オレのモノだと思った途端、これかよ…。」
カーテンを開けて、
寝呆け眼には眩しすぎるヒカリに目を細める。
〜♪〜
慌てて携帯を確認すると
恵麻からのメッセージ。
"おはよう。
こっちは今、お昼休みです。
寝てるの邪魔したら悪いなと思って、
朝は連絡しなくてごめんなさい。"
たった、これだけのメッセージで
こんなに胸が一杯になるなんて。
"お疲れ様。
オレは今、起きたよ。笑"
"やっぱり!おそようだw"
"うん。笑
昨日は、騒がせてごめんね?
仕事、終わったら電話したい。"
"多分、18時頃家に帰ります。
昼休み終わるから、またね。"
"うん、頑張って。"
彼女のタイミングで
やり取りが打ち切られ…
もう少しキミを感じていたかったオレは
少しだけ、淋しさを感じた…。
*
午後に入っていた仕事を片付けて。
18時になった頃、
丁度空き時間だったオレは
電話をかける。
RRR…
「あ、お疲れ様。もう家?」
「うん。今、駐車場についたところ。
ひさくんは?」
「オレは今、空き時間で。
20分くらい時間あるから電話した。」
「そっか、忙しいのにごめんね。
ありがとう。」