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【報道系】夢小説

第2章 【Forever mine〜after story〜】






「……じゃあ、1個、
気になってたこと、聞いていい?」

「もちろん。なに…?」

「ひさくんのドッグタグ、
何て彫ってあるの?」

「え?! いや…お前のと、一緒だよ?」

「…じゃあ、見てもいい?」

「一緒だけど、…よくない!」

「……え?w それ、おかしくない?笑」


ふざけるように一度、
軽く口付けて


「隙あり!w」

「……あっ!」


隙をついて彼のドッグタグを手に取り
そのカバーを外すと


観念した彼は、
顔を手で覆って…


「……ガキっぽいって、笑うんだろw」

「…ごめん、
どこで笑えるのか全然わからないくらい
すっごく、嬉しい。。」

「や、だって…女々しいじゃん。

別れた女の名字を
自分の名字に書き換えて
結婚を夢に見る…なんて、さ。」

「普通の別れだとそうなるかもしれないけど…
私たちの別れは違うじゃない。

ちっとも女々しくなんてないよ。
でも…"I'm yours"なんだね?」

「隣に居られないのに
"you're mine"はないっしょ。
そこまでジャイアンにはなれんわ。笑」

「うん。笑
でも、やっと、堂々と言えるね。

私は、10年前から貴方だけのものだし。
未来も…
貴方だけのものでいさせてほしい……。」













「じゃあ、またね。
次に逢えるまで、
また少し淋しい思いさせちゃうけど…

いつでも連絡してね?
出れないときは、必ず、折り返すから。」

「うん。」

「うーー…このまま、ポッケに入れて
連れて帰りたいな~。

よくない?
増田くんの恋人。笑」

「笑。でも、大変だよ~?
ご飯も小さくしてあげたり
お世話してあげないといけないし。」

「今もあんま変わんないじゃんw」

「ひどっ!笑」

「うそうそ。全然違うよ。
だって、抱けないもん。

あーあ!
どこでもドアがあったらいいのになぁ。」

「そんなこと言う39歳は
貴方くらいでしょうけどね。笑」

「うん。でも、いいの。
こんなに逢いたい人がいる39歳も
オレくらいだろうし。」

「うん…。」

「最後に、充電。」


きつく、抱き締められて。


「8年に比べたら…
8日なんて、すぐだよ。
大丈夫。大丈夫……。」


言い聞かせるように呟いて…


貴方は、
人混みに紛れていった―――…。














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