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【報道系】夢小説

第2章 【Forever mine〜after story〜】






「あ、ねぇ、カステラ買って帰ろうよ!
折角だから…福砂屋のが、いいなぁ♡」

「えっ、福砂屋……?
いいけど…、遠いよ?」

「田舎の距離感で遠い、かぁ…。
ちょっと、ドキドキするわ。笑
ちなみに、どのくらい…?」

「うーん、ここから車で…25分くらいかな?」

「田舎、ヤバっ!ww」

「もう!笑」

「でも、オレ…この街、好きだよ?

この街もお前も、
すげぇ、好き。」


一瞬、目が合って…


その瞬間、
頬が赤らんでしまった私は


悟られたくなくて
視線を、落とす。


「…恥ずかしいの?」


腰を屈めて
下から覗きこんできた彼に


視線を、無理矢理
合わせられて……


「ふはっ。顔、真っ赤!笑」

「だから、やだったのに…///」

「あぁ…。
可愛くて、嫌になる…。」


そう言って、
視線を逸らした貴方の方こそ…
耳まで、真っ赤で―――。


「ひさくん…。」

「ちょっ、お前…わかってんだろうな!
何も言うなよ!笑 自覚してんだから///」


そんな彼には
何も言わない代わりに、
口づけを―――。











その後、
往復50分かけて買ってきたカステラを
朝ごはん代わりに一緒に食べて。


いつもより少しだけ、
甘いキスを交わして。


目が合う度に、
キスをして。


口付けが、
深くなる度に…
肌を重ねて―――。


彼は、イッた直後は
「アツイアツイ!」
というクセに


調子に乗って
裸のままで横たわっては
「寒い寒い…」
と布団に潜り込んで、
私で暖をとる。


「冷たっ」

「オレは暖かいよ♡」

「でしょうね!笑
私の体温奪ってるんだからw」

「え? だって、オレを暖める為に
暖まっててくれたんでしょ?w」

「ワガママ皮膚感覚王子。笑」


最初は異質な感覚だった
冷えた彼のカラダは
徐々に、私の体温に馴染んで……


「ねぇ、ひさくんって…、
トカゲなんじゃないの。笑」

「トカゲぇ?!
あ、イケメンってこと?

トカゲってよく見たら
端整な顔立ちしてるもんな。」

「そっちの意味じゃなくて。
変温動物なんじゃないのって意味。」

「そっちの意味じゃないって、
失礼だろ、バカ!w

ちょいちょいディスるんじゃねぇよ。笑」

「全然、ディスってないよ。
私、ひさくんの顔、大好きだし。」





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