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【報道系】夢小説

第2章 【Forever mine〜after story〜】






お風呂から上がって、
ソファで髪を乾かしてもらうと…


後ろから抱きしめられて
ベッドへと誘われる。


「…はぁっ……恵麻…っ…。」


吐息の隙間で
名前を呼ばれて。


逢えなかった日の
孤独を掻き消して。


繋がれた手を握りしめて


お互いの限界が
近付いていることを


知らせ合う―――。




「………恵麻……
……もぅ…ヤバ…い……」


「……んっ…アッ……一緒…に……」




軋む波動に
飲み込まれて…


ドクドクと
脈打ちながら


快感の渦の中へと
幾度となく
誘われる―――。



















浅い眠りを繰り返し、
腕に幸せな重みを感じながら
また眠りにつく……


そんなまどろみの中
目を醒ますと…


隣に居たはずの


恵麻が


居なくて―――。




「恵麻!! 恵麻!!!」

「ごめん! ごめんね。。
のど渇いて…ひさくんも飲む?」




慌てて寝室に戻り
ペットボトルを差し出す。


それは
受け取られることなく


勢いよく
腕を引き寄せられ…、


きつく、
抱き締められて……。


「……よかった。
夢じゃ…なかった……。」


ゴトッ。
トプトプトプ…。




行き場を無くしたペットボトルは床に落ち、
水溜まりを作っている。




それはまるで
私たちの8年分の涙みたいで―――。




私たちがあの日、
共有した痛みは




決して簡単に忘れられるものではないことを
思い知らされる……。









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