第2章 【Forever mine〜after story〜】
「汚しちゃったらいけないからさ……」
ドレスを胸元まで捲り上げ、
腰下にバスタオルを滑り込ませて
ショーツを剥ぎ取ると……
独特の血生臭い匂いが鼻を掠める…。
「…や……見ないで。。」
「こっちを?
それとも…そっち…?」
「やっ…どっちも…や…だっ」
「なんで恥ずかしがんの。
生理ってさ、、
子どもを産むための
準備してくれてる証拠だろ?
……すっごい…愛しいよ。。」
血を隠すように
ショーツを丁寧に床に置くカレ…。
触れ合った指先から
絡め合うように手を繋いで…
愛の言葉を紡ぎ合う……。
カレのモノが宛てがわれ
ゆっくりと
クレバスをなぞられると…
カレを求めて
私の腰が無意識に動きだして…。
その厭らしい腰つきを捉えたカレに
一気に…!
奥まで突き上げられて……。
「アァァアッ……。」
一突きで
呆気なく
イッてしまった
私に口付けて…。
「可愛い…」
なんて、
余裕を見せたのも
束の間で…
「うっ…あっ…
ちょっ、待っ……っつ!」
脈打つ恵麻のナカに締め上げられ、
後を追うように
オレも呆気なく…
果ててしまって……。
*
「………はぁ……だっせ…。」
恵麻の上に倒れこみ…
抱きしめる。
「恵麻のバージン貰うどころか
オレの童貞破った…みたいな
不甲斐ない結果残すって……
どうなの、これ…。」
項垂れるオレを
包み込むように抱きしめ返す恵麻。
「……いい筆、下ろしてもらいましたw」
「笑。バッバカにすんなし!w」
「笑。ごめん、うそうそ、冗談w
ほんとにバカになんかしてないよ。
でもね、これからは初めて…より、
最後の…を大切にしたくて。
ひさくんが
それにとらわれて苦しんでいても
8年前は、言えなくて…。
あの頃は…
別れを、常に覚悟してたから。。」
「うん…。」
「でも、今なら言えるよね?
10年前から、
貴方が最後のヒトだから。
だからもう、それにとらわれるのは
……止めにしない?」
「恵麻……。」
きつく、
抱きしめられて―――。
「そうだよな…。
ナンナン何度だって、だよな?w」
「ふふっ。笑わせないでよ。笑」