第2章 【Forever mine〜after story〜】
「もう…、やだ…
ダメだってば…、そういうの……。」
「相変わらず泣き虫だね~
うちの恵麻ちゃんは!笑」
「普段は全然! 泣かないから。
ひさくんといると、
そうなっちゃうだけだから…。」
「そっか、そっかぁ!」
子どもをあやすみたいに
抱き寄せられたまま
頭を撫でられて…。
「恵麻、これからはね、
いっぱい泣いていいんだよ?
むしろ、我慢してたぶん
沢山泣いていいの!
そのときは、
ジャニーズで一番面白いオレ様が!w
笑わせてあげるからさ。」
「…もう!w」
「……ふふっ。
でも、そんなオレが…?」
「大好き……。」
安心したような笑顔で
みつめられたあと…
おでこに軽く、
口づけられて―――。
「ね…案内してくれる?
お前ん家まで……。」
「あ……うん。
でも、全然オシャレじゃないし…
むしろ、
生活感だらけで恥ずかしいんだけど……。」
「ふはっ! 今更何気にしちゃってんの!
お前にそーいうの、求めたことねーしw」
こんな風にふざけ合ってるだけで
私たちの離れていた時間を埋めてくれる。
そんな、気がして。
「あー……でも、オレ、
なーんも持ってきてないわ。
コンビニ、ある?w」
「さすがにあるよ!w
ちょっと、バカにし過ぎじゃない?笑」
「ちなみに……家からどんくらい?」
「車で10分くらいですけど、何か。」
「ほら! ほらほら!
やっぱ田舎の距離感じゃんw」
「もう…うるさいなw
これでも、近くにできたんだから!」
「まぁ、いいや。
その、最寄りの?w
コンビニまで案内してよw
あー……でも、さすがに
コンビニにはスウェットはないよな〜。」
「……ひさくんの部屋着なら
うち、あるよ。」
「え? なんで??笑」
「勝手に…ごめんね。
あの日……
1セット荷造りの荷物の中に
入れさせてもらったの。
淋しくてたまらないとき、
守ってもらってて…。」
「ていうか…
なに可愛いことしてんだよっ!」
「……客観的に見たらただの変態だけどね。苦笑
でも、ひさくんもだから…
おあいこでしょ?」