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【報道系】夢小説

第1章 【Forever mine:増田貴久】





「じゃあ、気を付けてな。」

「ふふっ。いつもと逆だね?
なんか、照れくさいな。

じゃあ、行ってきます。
20時頃には帰れると思うから。」

「…あれ? 早くない?」

「二次会、断ったから。」

「なんだよ…、今さら気遣うなよw

ていうか、その時間仕事入ってるし、
どっちみち一緒に居られないよ?」

「うん、わかってる。
でも、私の気持ちの問題。」

「嬉しい……って言ったら
お前の友達には悪いけど、

でも、やっぱ、
嬉しいって思ってしまうなんて
どうかしてるよな、オレ。

……けど、大丈夫?」

「うん、大丈夫。
そのくらいでどうにかなる友達なら
始めからその程度、でしょ?

そういう付き合いの友達じゃないし。
また来月二人で会うの。
そのとき埋め合わせするから。」

「……来月?」

「うん、来月…。」


脳裏にあるのは1つだけ。


そのとき、私たちは一緒に居られない―――。


そして多分、
2人とも想いは同じで……。


「痛っ!」

「なんて顔してんだよっw」


私はどうやら、デコピンをされたらしい。


「ほら、笑顔でお祝いしといで?
そんな顔じゃヘアメイク担当の
オレの名が廃るっていうか?w」

「よく言うよ。笑」

「……うん、その顔。
恵麻には笑顔が一番似合うんだから。

あ、ちょっと待って! 時間、まだ大丈夫??」

「うん、大丈夫。」


その返事を聞くや否やリビングに向かって
カメラを片手に戻って来る彼。


「ごめん。写真、撮らせて?」

「一眼レフなんか持ってたんだ?」

「借りたの、シゲに。」


シャッターを切り続けながら……


「なんか、メチャクチャ
恥ずかしいんですけど。笑

写真撮られ慣れてる人から
撮られる恥ずかしさったら
ないんですけど……。w」

「ザッツグッ! ザッツグッ!」

「やめてやめてw」

「………恵麻、可愛い。」

「……もう。」

「恵麻………、大好き。」

「うん……。」

「恵麻……、愛してる。」

「………私も。」


突然、
抱き寄せられて―――。


「………恵麻、
離したく………ない…っ!」




言葉になんか、


できなくて……


返事代わりにぎゅっと、


抱きしめ返した………。
















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