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【報道系】夢小説

第1章 【Forever mine:増田貴久】






「着替え終わった?」

「……うん。けど、不釣り合いな気が。。」

「大丈夫、今から釣り合わせるから笑
うそうそ! 最高に似合ってる。」


そう言って冗談を言ってたかと思うと
真剣な顔で手際よく作業を進める彼…。


この真剣な
伏し目がちな横顔…、
好きだったな。。


なんて、センチメンタルな気分になりかけて
ジワッと目頭に熱いモノが込み上げる…。




―――お願いだから
今だけは我慢して。。




指先が肌に触れる。


その度に


『愛してる』


そう言われてる感覚に陥って……。




一瞬でも気を緩めたら
涙が、零れ落ちそうで、、


鏡の中の自分に
『泣くなよ』
ってエールを送り続ける―――…。




「瞳、閉じて。
うん、凄く綺麗…。」


「口、ちょっと開けて。
……ん、艶っぽい。」




彼に化粧を施される。


その時間が…


その指先が……


今まで感じたどんな愛撫より


艶かしくて、


淫靡で……。




こんなに…


愛を感じる行為が


存在するなんて…


知らなかった―――…。




「……終わったよ。」

「ありがとう。」

「恵麻、見て?
ほら、凄く綺麗だよ。
世界中で、一番……。

穢してしまいそうで
触れるのを躊躇ってしまうくらいに。」

「なんか、恥ずかしいな…。
自分じゃないみたい……。」

「ふふっ。可愛いな、恵麻は。
……可愛すぎて、困っちゃうじゃん。

せっかく綺麗にメイクしたのに
キス、したくなっちゃうでしょ?」


そう言いながら
私の髪を愛おしそうに撫でて…。


「……恵麻はそのままでいてね?
こんな世の中だけど、
恵麻だけは穢れないでいて…。」


私の瞳を真っ直ぐに見詰めて
そう囁く彼。


「……うん、ひさくんも、ね?

変わらないってもしかしたら
一番難しいのかも知れないけど。

ひさくんにしかないイイところ、
たくさんたくさん、あるんだから。

だから……
まるごと愛してあげてほしいの。

ひさくんのコト。
私の分まで。」

「……うん。お前も。
オレの分まで大切にしろよ?
自分のコト。

約束、な?」

「うん、約束……。」



照れくさそうに
見つめあい



鼻先で軽く、
キスをした―――…。









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