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【報道系】夢小説

第1章 【Forever mine:増田貴久】




「なんか、お腹すいちゃったね。
お昼ご飯は餃子にする?笑」

「えっ?!いいの?
お昼から好物作ってくれるなんて
最高に贅沢!」

「じゃあ、一緒に作ろ!」

「えっ?!作ってくれるんじゃないの?
ゴロゴロしながら待ちたい!w」

「え~?
大切に過ごすんじゃなかったの?w」

「そのワード、
印籠みたいに使わないでよ。笑

やるのはいいけどさ、
オレ意外と、包むのは上手いよ?
子供の頃手伝いしてたから。」

「ほんと〜?」





「確かに。私より上手くて早い…。」

「でしょ?オレはね、出来ないんじゃないの。
やらないだけなの。
案外、いい旦那さんになると思うよー♡」

「でも、オムツ開けてうんちしてたら
『うんちは無理ー!涙』
って呼んじゃうタイプでしょ。笑」

「さすがっ! よくわかってるね~w
あ、でも子供が恵麻に似てたら
できると思う!」

「いやいや、そこは絶対
差つけちゃダメなとこでしょw」

「冗談だよ。笑
恵麻との子供だったら
何でもしてあげちゃうと思うし…
泣き声にもイライラしない…ハズ!」

「それ、普段はしてるってことだからね。笑」

「心の中でちょっとだけだからね!w」


―――そんな未来なんて
2人には訪れる筈がないことは
わかっているのに。


想像のなかだけでも幸せな未来を
描いていたいだなんて、ね……。


「焼けたよー。」

「やった! いただきまーす!
美味ーーぃ♡幸せすぎる。

あれ?恵麻ちゃんは食べないの?」

「……うん、作ったら満足しちゃったかも。」

「恵麻ちゃん…
ちゃんと食べなきゃダメだよ?
はい…、あーん。」

「………うん、美味しい。」

「ちなみに、今食べた形のイイやつは
オレが包んだやつだよ!」

「はいはい笑」




なんでなんだろう。


少し前にツラい話をしたばかりなのに
居心地がいい。


恵麻と一緒にいると
いつもそう思う。




仕事で嫌なことがあっても
ツラいことがあっても


恵麻を感じながら
他愛ない話をしているだけで


それだけでまた、
頑張ってこれたんだ……。




ここにある幸せを手放して
それでもオレらしく
生きていく自信なんて


正直、今はまだないよ


恵麻―――…。








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