第1章 【Forever mine:増田貴久】
「……ねぇ、
ハジメテのとき、
こんな風に抱かれた?
そんな風に……、
啼いたの? 」
耳朶を甘噛みしながら
いつもより低い
色気を帯びた声で
そう囁かれて
反応していくカラダ……。
「……ねぇ?
なんで濡れてきてンの…?
……思い出しちゃった?」
「ちっ…ちがっ……!」
「…何が、違うんだよ…っ!」
下から突き上げられながら
腰を振る度に
揺れる水音に煽られて
次第に大きくなる嬌声……。
「恵麻……、
ここ、響いちゃうから
聞こえちゃうよ…?
ほら、我慢しなきゃ。
いいコだから。
……ね?」
「……んっ…。」
―――わかってるのに。
「……ったく。
ダメだって言ってんのに。
悪いコだね?
恵麻は…。
ほら、
これでもしゃぶってろよ。。」
そう言って私の口に
指を捻じ込んできたカレは
蜜壺を味わうように
ゆっくりと、腰を動かして……。
「あーーえっろ。
1本じゃ足んないね?
うちの淫乱ちゃんは…。
…ホントは3つ全部、
塞いで欲しいんだもんね?」
「やめ…て…」
「へぇ…?
こんなに溢れてきてるのに?
……ホントにいいの?
ヤメても。。」
「っ……やっ…」
「……ったく、
この意地っ張り。笑
カラダは
正直でいいコなのに……ね?」
言葉で煽りながら
律動を徐々に速めていくカレ…
「…も…む……り」
「……1人で、イクなよ?」
その言葉が
更に限界を近づけて……
「ね……、一…緒……にっ。」
「……イキたい…?」
答える余裕もなくて
ただ、頷く。
繋がったまま
腰を持ち上げられ
バスタブの縁に
手を付くよう促される。
水の抵抗から解放された
腰の動きが
より一層、
速度を増していって―――。
「ヤッ…バ…
オレも、イキ…そ。」
「……あっ…んっ。」
「恵麻…!
オレ…もぅ……っ!!」
バックから
突き上げられ、
既に限界寸前だった
私達は……
泡が弾けるように
果てて。
ナカで欲を吐き出したモノが
ドクドクと脈打ち……
更なる
快感の
渦の中へと
2人をイザナう―――…。