第1章 【Forever mine:増田貴久】
「……汚れちゃった、ね。」
そう言って私を軽々と抱き上げて
お風呂場へと向かう彼。
私を降ろしたあと、
服を脱がそうと手をかけてきて…。
「だっ! 大丈夫!笑
自分で、できるから…!」
「えー? なにそれー。
つまんない。。」
「ちょ……ちょっと!w
そんな見られてたら、脱ぎづらいよ。」
「だからオレが脱がせるって言ったのに。
恵麻ちゃんってば
すーぐ意地張るんだから。
ま、そこも可愛いんだけど♡
……じゃあ、洗ったげる。」
そう言って
触れるか触れないかの
厭らしい手つきで
カラダのあちこちに
泡を這わせるカレ。
「ね、こっちおいで。」
泡を流したあと
カレに促されるまま湯船に入る。
背中から伝わってくる彼の鼓動に
ドキドキが止まらなくて。
「んーーやっぱ、落ち着く!」
こっちの気も知らないで。
本当に罪深い人。
なんて、
心の中でぼやいてたら……
背中に、
その、何か。
これって、、
……だよ、ね?苦笑
違和感を覚えて
少しだけ、
背中を起こして。。
「あ、恵麻ちゃんのえっちーw」
「いやいや、それを言うなら
そっちでしょ?笑」
「もしかして…
オレのコト、変態だと思ってる?」
「……むしろ、
思わなかったことがないですw」
「愛だね、愛♡」
「なんか…都合よく愛ってワード、
持ち出してない? 怒られるよ。笑」
「『私は美しいものなのよー』
『汚さないでー』みたいなのもねっ、
あるかもしれないけど。笑
でもさ、愛し合う二人がヤることなんて…
大概汚れてるでしょ?
むしろ汚すために普段キレイでいる、
みたいなとこあると思うし。
普通ならひいちゃうようなコト
出来ちゃうのは……愛でしょ♡」
そう囁きながら
背中越しに主張していたモノを
捩じ込もうとするものの、
潤ってない蜜壺には
なかなか収まらず
メリメリと痛みを与え続けて……。
「……っ!」
「やっぱり痛い…? ごめんね。」
「ん……っ…!」
一向に止めてくれる気配がなくて
息を吐きながら痛みを逃がす。
「もうすぐ気持ちよくなるから、ね?
ほら……、
そんなに力入れてちゃ入んないよ?
恵麻、大丈夫だから。
息吐いて、力抜いて?」
「んっ……っ…」