第4章 追加訓練
よく寝たわたしは清々しく朝を迎える。
起きたとき、誰かの上着がかかっていて…
自分のよりもサイズが大きかったから、もしかして昨日郁が訪ねてきたのか?と思ってとりあえず畳んで手に持つ。
『おはようございまー‥っ?!』
今日一日やったるでーっという勢いで出てきたところを、郁に腕を勢いよく引かれる。
『あわわ?!』
郁「ちょ、佐々木!あんた昨日なにしたの?!」
『え、何が?』
郁「何がって…みんなあんたのせいでそわそわしてるんだけど!」
『わたしの?・・えー??わたし何かしたっけか?』
腕を組んで一生懸命考える。
なんだろう。