• テキストサイズ

【図書館戦争】hallelujah!

第4章 追加訓練




外からは「堂上っ!てめーだけずりぃぞ!」そんなヤジが飛ぶが、そんなこと知ったことか。

「なんて格好してんだ、お前は…」

俺が呟くと、

『……んぅ……?』

寝ぼけまなこで、うっすら開く唇。
不覚にもドキッとしてしまった。

「ん?どうした」

平静を装うように聞く。

『ぁの…ね……』

言葉が続くのを待つ。
だが、続くことなく香はそのまま静かに寝息を立て始めた。
思わずため息がこぼれる。
俺の腕の中で眠っている香を見ると、胸が締め付けられて仕方がない。
このまま俺の腕の中に…―――
ガラもないことを考えている自分が恥ずかしくなり、静かに香を寝かせてやった。
/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp