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【図書館戦争】hallelujah!
第2章 郁の王子様
医務室につくと、慣れた手つきで手当てをしてくれる。
『教官、ありがとうございます。』
篤「すまなかった。助けてやれなくて」
手当てをしながら教官が呟く。
『いえ、体が咄嗟に…』
教官の様子がちょっとおかしい。
それはたぶん、郁のことなのかも…そう思ったら何となくモヤっとした。
けど、何も言わないってことは嫌で、思わず口に出る。
『彼女・・――あんなんではやめないと思いますよ』
教官は顔を上げる。
ばちっと目が合い、わたしは思わず目を泳がせた。
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