第11章 モテ期
みんなの元へ戻るとすぐに、郁と光が駆け寄る。
小牧教官から連絡があったみたいだった。
郁「佐々木、大丈夫だった?!」
光「すまん!知ってるやつだと思って気ぃ抜いてた!」
『大丈夫。教官に助けてもらったから』
そういうと、ほっとする顔を見せる2人。
郁は、わたしにミルクティーを出してくれる。
わたしはその優しさがすごく嬉しくて、郁に抱き付いた。
その様子をみて、光が口を開く。
光「…まさか、こんなとこまで追いかけてくるなんて」
郁「追いかけてくる?」
篤「やっぱり高校の時のやつは」
堂上教官がさっきの話を思い出したみたいだった。
光「そうです。あいつです。まさか、顔まで変えるとは」