第1章 はじまり。
麻「腕ひしぎって完全にキメられたら3秒もたないんじゃなかった?」
『そう。でも、10秒もってたやんね』
郁「それは、あたしが強いからであって「あ、そういえば笠原は親に報告どうするの?防衛員ってことまだ言ってないんでしょ」
郁の言葉を最後まで聞かずに、麻子がかぶせて話し出す。
しかも話の内容はだいぶ違うもので。
郁は麻子の話に意識が向いた。
郁「そーいえば、そーだった。まぁ、そのうちにね…ってなんで、あたしの第一志望が防衛員だったって知ってるのよ!!」
麻「女子で防衛員第一志望って、関東圏じゃあんたたちが史上初らしいわよ。全国でもまだ数件らしいし。」
郁「えっ、そうなの?」
『らしいね!わたしもそれ聞いた』