第9章 声
光「付き合ってみないかって」
『あーね……ってえぇ?!』
光「あいつのことを知るにはいい提案だと思ったんだが…」
腕を組み、うーんと考える。
『え、えぇーっと…うーん…えっとね、付き合うまでには順序ってのがあってね…まずは友達からって選択は?』
光「それはわかってる。俺は付き合ってみる方が相手のことがよく見えるからいいと思った」
極端。ほんまに極端すぎる…!
叫びそうになったが、もう言ってしまったことだから今更だ。
わたしは、半ば呆れながら光の肩をポンとたたき、
『まぁ頑張れ』
そう言うしかなかった。