第7章 グレー
麻「鳥羽代理・・限りなくグレーね」
『これさ、こっちで話上げた方がいいんやない?』
麻「そうね。その方がいいわ」
その言葉を聞き、わたしはスマホを取り出す。
『――あ、堂上教官 お疲れ様です』
[ん、お疲れ。どした?]
『話があるので堂上班と玄田隊長を集めてください。』
[…ん、わかった。場所は?]
『集会室で』
用件を伝え、わたしたちはある部屋に寄った後集会室へ向かった。
しばらく待っていると玄田隊長と堂上教官と小牧教官、そして光が、最後に眠そうな目をこすりながら郁が来た。
そして、麻子がいることに気づいて郁は声をあげる。
郁「あれ、柴崎?」
郁だけではなく、他の4人も麻子を見て不思議そうな顔をしていた。