• テキストサイズ

時の恋人【ONE PIECE】

第3章 後編 愛する彼女と死の外科医





私は今まで3つ、ローに嘘をついてきました。






ユーリを抱えながら、雪山をローは必死に超えていた。





一つ目は、ローからの思いを断った時。




二人が通り過ぎた道は、赤い血に染まっていた。

それは二人が今まで歩んで来た道なのだろうか。

ユーリは苦笑した。








二つ目は、生贄になると決めた時。




呼吸をしているのか分からないユーリとは正反対に、彼は息を荒げていた。
アスガルド帝国からフレバンスの丘までは、かなり距離がある。

それをユーリの為に、彼は必死で能力を使い走り続けてくれた。






(…ありがとう、ロー。そして、ごめんなさい)




ユーリはぼやける視界の中、彼の姿をしっかりと見つめていた。












三つ目はーーーー




/ 576ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp