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時の恋人【ONE PIECE】

第3章 後編 愛する彼女と死の外科医





「はっ…ぁ…ロォ…っ」


熱に浮かされたように己を呼ぶユーリ。

その声に誘われるように最奥を抉ると、ビクッとユーリは腰を震わせた。

蜜壺の締め付けの良さに、ローは知らず息を詰める。


「…っは、もっとおれを呼べよ…」


ローは上体を倒しユーリに覆いかぶさると、耳共でそう囁いた。

そういえばユーリが行為の最中であまり名前を呼んでこないことに気づいたのだ。


「んぁッ!…ろぉ…キモチ…イイ…」


ローが優しくしたお陰か、いつも以上にユーリは素直だった。

その言葉にローは口元に笑みを浮かべると、徐々に腰を打ち付けるスピードを速めた。


「ふぁッ…あぁ…!」


(……偶にはこんなのも悪くねぇかもな)



ローは目の前で揺れる赤く熟れた頂に、食らいつくように舌を這わせた。

途端に聞こえてくる喘ぎ声は、何時ものとはまた違う音色のように聞こえた。







「…そろそろ、いいだろ」


ローは動きを止めないままユーリの頂を口に含みそう尋ねた。

ローの言葉が何を意味するか分かったユーリは、静かに頷いた。



「ひぁッ!!あぁッ…んぁ…!」


舌を這わせていた頂に軽く噛みつくと、蜜壺を抉じ開けて最奥を突き上げた。


今までとは比べ物にならないほどの激しい動きに、ユーリから悲鳴のような喘ぎ声が漏れた。

しかし拒否の言葉は聞こえなかったので、ローはそのまま激しく腰を打ち付けた。




「あっ…!ロォ…ッ…ん…もうッ…!」

何度も激しく中を抉られる感覚に、ユーリの身体がビクビクと震えた。

途端に締め付けのきつくなる蜜壺にローは荒く息を吐いた。


「…っ…ユーリっ…」



凄まじい快感に堪えきれず、一際大きく中を抉ると、ローも一気に多量の白濁を放った。


「……はぁっ…」

荒くなった息を整えていると、ユーリもまた落ち着くためにゆっくりと呼吸をしていた。

ローは滴る汗を拭うと、ユーリの瞳を覗き込んだ。

ユーリの瞳にはどこか幸せそうで、嬉しそうで、愛しさが籠っていた。

「……っ」

ローは思わず彼女の身体を抱きしめた。


どうしようもない幸福感を、彼もまた感じていたのだった。






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