第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「……んんっ!…っ…」
そして暫くの間、荒々しく中を抉っていると、意識がぼやけてきたのかユーリの瞳から光が消えつつあった。
「…ふぁ…やだっ……んあっ…!……もう…!」
口付けから解放すると漏れる喘ぎ声に交じって限界を訴える声が聞こえた。
不安定な体制だから仕方ない。
ローは急性に動きを早めると絡みつく蜜壺もそれに答えるように締め付けてきた。
厭らしくうねるようなその動きに、ローもあっという間に限界へと誘われる。
そして一際大きく中を抉ると、ローはユーリの最奥へと熱い白濁を放ったのだった。
「……っ」
暫くお互い荒くなった呼吸を整えていたが、ズルリとユーリの体内からローのものを抜かれた。
白い液体が地面に零れ落ちていく感覚に、ユーリは身体を震わせた。
そして漸く終わったとユーリは安堵して瞳を閉じたが、残酷な言葉が聞こえて来た。
「まだ終わってねぇよ」
聞こえて来た言葉に驚きユーリは目を見張った。
目の前には、狂気の笑みを浮かべているローの姿があった。
ユーリが顔を引きつらせて視線を彷徨わせていると、宙に浮いていたユーリをそのまま抱え上げベットに押し倒された。