第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「…ふ…んんっ…!」
ユーリは聞こえてくる音に顔を赤く染めると、無意識に蜜壺がキュっと締まりローの指を締め付けた。
その様子にローは目を細めると、荒々しい口づけを止めないまま、何時の間にか増やしていた指でぐるりと中を深く抉った。
「……っ…!!」
快感からくるものか分からないが、ユーリの瞳から涙が伝うのを見ると、ローは口づけから解放し指を引き抜いた。
唾液で濡れる唇は銀色の糸を引いており、ローの指先にも厭らしい糸が引いていた。
「………ゆる…し…て」
ユーリが息を荒げながらローを見上げてくると、ゾクリとした快感が身体を走るのが分かった。
そんなことをすればどうなるか分かっててやってるなら、たいしたものだろう。
もちろんユーリが分かってるはずがないのは理解しているが、理性が音を立ててキレるのがわかった。
「ひっあぁ!?…ぁっ…やあぁ!?」
猛り切った楔の先端を蜜壷にあてられたかと思うと、一気に突き入れられた。
ユーリの地面についていた足も抱え上げて完全に宙に浮かせると、悲鳴のようなユーリの声を耳共で聞きながら更に奥を抉った。