• テキストサイズ

時の恋人【ONE PIECE】

第3章 後編 愛する彼女と死の外科医







「あっ、私ちょっとお手洗いに…」


ガシッ

ユーリが席を立とうとした時、ローに思いっきり腕を掴まれた。


「なんでって……そりゃあの後、一年ほどユーリの身を守っていたのは俺だからな」



ユーリが青ざめて逃げようとしているにも関わらず、シュライヤは今までの恨みも込めてるのか暴露してしまった。


ピシッ


その瞬間、バー全体の空気が凍り付き更には割れたような幻聴まで聞こえてきた。


「……へぇ?」

地を這うような声が響いていき、流石のシュライヤもミスったと後悔した。
ローの怒りを買うのは別に怖くないが、その矛先がユーリに行くのは望んでいない。

シュライヤは慌ててフォローを入れようとしたが、一瞬で2人の姿は消えてしまった。





「……やばいことしちまった。助けに行ったがいいよな?てかここの代金俺が払うのかよ」



シュライヤは唖然としていたが、渋々と代金を払い慌ててローの船を探しに向かったのだった。















/ 576ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp