第1章 前編 時の彼女と死の外科医
妖精と別れた後、ペトペトの実の能力者が現れた。
そしてシーザーが誘拐されたので、原作と同じように三人で取り返しに向かうことになった。
ユーリは勿論こっそりとワープを使って後を追うつもりでいた。
ここの物語はなんとも萌えポイントが多いので、ローvsルフィが始まるギリギリまで見守るつもりだったのだ。
「でも、三人とも能力者で大丈夫かしら?もし海にでも落ちたりしたら」
ユーリが成り行きを見守ってると、原作とは微妙に違う流れになった。
「ルフィとトラ男君は絶対に引かなそうだから、チョッパー悪いけど変わってもらえないかしら?」
「うーん、そう言うことなら仕方ない。二人とも、あの子達が心配だからよろしく頼むよ」
ナミの提案にチョッパーは潜水艦を降りた。
「後は誰が行くかなんだけど…」
「俺はごめんだぜ。何が楽しくて野郎と三人で潜水艦乗らないといけねぇんだよ」
「うん、絶対そう言うと思った。仕方ないから私が行くしかないかなー」
「ナミさん!レディーがそんな危険を犯す必要ないですよ!おいマリモ!テメェが行けよ!」
「ダメよゾロは方向音痴だから。浅瀬ならともかく深い海に投げ出されたら、上昇するどころか下降しそう」
「なんだよマリモのくせに役にたたねぇな。あっ、マリモだから沈むのか?」
「…てめぇらそんなに斬られたいか」
「ヨホホホ、ならば私が」
「いやおまえも能力者だろ!てか俺もパスだ!いや、行きたいのは山々なんだけど!」
ウソップの言葉を最後に何時までも議論が終わらない一味。
そしてチョッパーから軽く潜水艦の操作を教えてもらってたローがその様子を見て額に青筋を立てた。
「シャンブルズ」
いつのまにかROOMを発動していたローは、ユーリを潜水艦に乗せた。
「へっ?」
いきなり視界が変わり潜水艦に乗せられたユーリは、キョトンとして目の前の二人を見た。
正直時間が無いためこのまま放置して進んでも良かったが、それはそれでルフィが煩そうだったから強硬手段に出たのだ。