第4章 君の歌声は。
夢を見ているようにその夏の大陸は半分が白浜で蜃気楼が見える程に暑そうだった。
皆が皆上陸を断念する中空気の読めない船長ルフィは上陸することに決めた。
チョッパーはルフィに何かあったらまずいと思い一緒に降りた。
能力者が二人降りたんだけど。最後のメンバーはじゃんけんで決めた。何故か僕だった。
何かあった時にルフィを眠らせといてだそうだ。
まぁ、確かに…治療メンバーだけどね。
二人の後を追いかけるように走って行った。
チョッパー「頑張ろうな。」
「うっうん。」
慎重で臆病な一人と一匹はルフィの知らぬ間に意気投合した。
ルフィ「おーい、こっちの方に滝がある~。」
能力者だと言うのに真水かわからない水の中に飛び込んで行った。
ちょっとだけ待った。
ルフィ「っぱ!大丈夫だめちゃくちゃつめてー。」
チョッパー「大丈夫だったかー。」
「能力者は無闇に水に飛び込まない!海水だったらどうするのよ?僕心臓止まるかと思ったんだからね!」
ルフィ「ごべんなさい。」
ちょっ、犬みたいな顔で見んな!悪い事してるみたいじゃないの!
まるで反省した犬のようなルフィにまた心臓が止まるかと思ったのはこの時以外にないだろう。
マジで。
その真水を持って来た非常用ポリタンクに入れる。
でかく変化したチョッパーがそれを背負う。
「これ以上行くと帰れなくなるよ?」元の走って来た方向を目指した。
だが、蜃気楼に見えてた部分は結界で入ったらもう出られないというもので二人と一匹はその場に立ち尽くした。
とある気配に背中の槍を握っている。
結界のもやは外側からはなんの変化もない。
ジリジリと詰め寄る何かに、チョッパーとマリアンヌはルフィの後ろに隠れる他方法はなかった。
続く
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