第4章 君の歌声は。
船上では軽やかに歌声ははずむ。
後ろから忍び寄る彼をのぞけば。
「何?おはよう船長さん!」
ルフィは考え込むように一度首をかしげると。
ルフィ「マリアンヌ、ルフィって呼んでくれよ。」
確かに、皆ルフィと呼んでいるが僕が呼んでも良いのだろうか。
沈黙が流れて結局僕は折れた。
「わかった、ルフィ。」
それを言うために来たようで特等席のサニーの船首に座りに行った。
唐突に自然な事を言うので少しびびったと思ったのは黙っておこう。
びっくりした、抱きついて来るかと…まだそんな仲じゃないけどさ。
そんな時、後ろから声がした。
「今度は何?」
空から何か降ってきた。
つぼの中身は何じゃろな感あるけど。
「!!」
開けてはいけない気がする。
そう思っていると送り主がわざわざでんでん虫で連絡してきた。イワンコフ。イワさんである。
テンションホルモンおよびホルモンの作用する液が入っていた。女性ホルモンとか使うときあるんだろうか男性ホルモンならわかるけど。
急いで、自分の部屋に入れた。
「これでよし。」
ルフィ「何してんだ~?」
「なっなんでもないから。」
ルフィ「そっか。」
あー、危ない危ない。見つかったら何されるかわかったもんじゃない。
続く